なぜ日曜礼拝するのか

日曜日の起源

 日、大部分のクリスチャンは、日曜日を聖日として、守っています。聖書に記録されている世界の創造の記念として定められた第七日土曜日の安息日はどうなったのでしょうか。
旧約時代、土曜日を聖日としていたことは明らかです。新約時代になっても、キリストやその弟子たちは安息日を守っていました。キリストが地上を去られたあとの使徒時代の教会も安息日を守りました。そうするといつごろからどういう理由で日曜日が聖日とされるようになったのでしょうか。またどこでそのような変遷が起こり、これに関係したのはだれであったのでしょうか。

日曜礼拝

 曜日を聖日としている人びとは、教会が伝統的に日曜日に礼拝をしてきたので、特に疑問をいだくこともなく、これに従っています。いろいろな理由をつけてそれが正しいと思っている人もいます。しかし安息日は、すでに述べたように創造と贖罪に関して、基本的に大切な意味をもっているので、この問題を再検討してみることは、意味のあることです。このような真理の基本的な問題について、再検討して、自分の立場を確かめることは、真理に生きようとする者の義務でもあるのです。しかしこの仕事はたやすくはありません。聖書をはじめとする広範囲にわたる文献を調べ、聖書の解釈や社会の情勢、思想のながれ、またその背景となっている慣習などから正しい判断をして結論を出さなければなりません。それには十分な学問的訓練と語学力、それに聖書を正しく読みとることが必要です。